シタール音源「Sitar Nation」の使い方を学ぶ

マニュアルを読みながらシタールパッチの使い方についてまとめてみました。

Impact SoundWorks「Sitar Nation」

収録内容

インド発祥の弦楽器、シタールのKontakt向け音源です。シタールの他にタンブーラ、タブラとバヤ(パーカッション)、FXパッチも含まれており、パーカッション用MIDIグルーヴも少し入ってます。

シタールは全体的に明るく輝きのある、ハッキリとした音色

Sitar Nation by Impact Soundworks(公式ページが開きます)

ImpactSound Worksの「Koto Nation」と一緒に買ったのはいいもののなかなか使う機会が少なく。。。使わない時期が長いと操作法も忘れてしまうんですよね。。。

使うぞってときに毎回英語マニュアルを開くのも辛いので使い方をまとめてみました。

基本奏法

シタールのパッチにはClose、Room、Ambientの3種類が用意されています。Ambientパッチはリバーブ、ディレイ、フェイザーを使った特別エフェクトの量をコントロール可能です。

基本的な奏法は3種類とも「MULTI Sitar Main.nkm」をKontaktに読み込んで使用します。

MainPatch、Releases(フレットノイズ、弦ノイズなど)、Mordent(装飾音)、Chikari(開放弦のストラム、ドローン用途)の4つのパッチが読み込まれます。

sitarnation

装飾音はMIDI CC1(モジュレーション)で有無を切り替え。Chikariは高域(C5-B5)に割り当てられています。

※Chikariパッチとは別にChikari-Slow(マニュアルにはChikariの修正版と書いてありました)というパッチがあり、こちらの方が音色がソフトなので僕はChikariをChikari-Slowに変更して使っています。

トレモロ奏法

トレモロ奏法は通常版とレガート版があり、通常は「Sitar-Tremolos.nki」ファイルを読みこみ使用します。CC1で強弱をコントロールできます。

レガートパッチを使う場合は「Sitar-Tremolos(leg).nki」と「Sitar-TremolosRLS.nki」の2つを読みこんで使用します。

グリッサンド奏法

グリッサンド奏法は「Sitar-Glissandos(KS).nki」を読み込んで使います。キースイッチでグリッサンドの種類、速さを切り替えます。

C1ーD1ーE1キーでそれぞれ早いー通常ー遅いの速度を切り替え。G#2-G3がメジャースケールのグリッサンド、G#3-G#4がマイナースケールのグリッサンドとなっています。

その他のパッチ

Sitar-WT Bends・・・ホールトーン(全音)のベンド音パッチ。

Sitar-Phrases(KS)・・・キースイッチによるフレーズパッチ。5種類。

Sitar-Phrases(leg)(KS)・・・フレーズ集のレガート版。フレーズをランダムに切り替えるモードがあります(RandomArt)。

おわり

特有のベンド音や装飾音が収録されているので手軽にインドっぽい雰囲気が出しやすいです。

1年以上前の曲ですがSitar Nationを使用して制作した曲は以下をDOVAにて公開してます。ベタいですがあやしい雰囲気、胡散臭い雰囲気を出すにはもってこいな感じ。変な曲、積極的に作っていきたいですな。

フリーBGM素材『あやしい壺』試聴ページ | フリーBGM DOVA-SYNDROME


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