効果音をストック販売して売れやすい傾向を分析してみた

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こんにちは、MATSU(@gacuzinn)です。オーディオストックで販売中の効果音が500点になったので、今回は売れている効果音から売れやすいと思われる傾向などをまとめてみました。

最後の方にオーディオストックの紹介や、参考になったサイト、書籍の紹介もしています。自分なりに分析した結果なので参考程度にしていただけるとありがたいです。

売り上げ上位の効果音

いきなりですがまずは現時点でオーディオストックに登録している効果音の中で売り上げ上位のものを公開します。

1.記事公開時に販売中の音源の中で一番売れている効果音です。テレビとか見てるとこの番組コレしか使ってないのでは…ってくらいよく聞くタイプの音。

・シャキーン(斬撃音、決定音)

2.上位2番目に売れている効果音。これも聴きかえすと使える場面が多そうな効果音って感じです。

・キラリン(アイテム発見、星、ひらめき)

3.最後は昨年登録したもので売上貢献上位の効果音。かわいい感じです。

ぽいっ(選択、カーソル音、ポップ)

その他、オーケストラ系のジングルや和風の音、アプリのシステム音などが多く売れています。

ストック販売で売れやすい効果音の傾向

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Original Update by Tax Credits

次に今まで売れた効果音を元に、僕なりにストック音源として売れやすい効果音の傾向をまとめてみました。

1.聞き馴染みのある音に近いもの

テレビや動画などで特に耳に残りやすいタイプの効果音。シャキーンとかキラーンという擬音を見て今あなたの脳内に浮かんだような音です。

効果音として認識している人が多い音ほど、検索されやすく売れやすいのかなと考えています。

そもそも探して見つけてもらわなければ、買ってもらえないですからね。

2.明るい、派手な効果音

派手で明るい効果音の方が地味で暗い効果音よりも売れています。これはBGMの販売においても同じようなことが言えそうです。

暗いものよりも明るいサウンドの方が使用される場面が多いという感じでしょうか。

3.汎用性のある効果音

特定の使用用途に限った効果音はその分、売れる確率が低い傾向にあるようです。

ニッチで個性的な音よりも、汎用性のある、シンプルな音の方が継続して売れているのでストック販売ではそちらの方が相性が良いよう。

例えば1点だけ売れたものだとコレとかかなりピンポイントでしか使えない。

買ってくれた人、どんなコンテンツに使ったのか教えて欲しいです・・・笑

売れている効果音は全体の約2割

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Original Update by b316728

現在オーディオストックへ効果音は500点登録していますが、売上に貢献してくれているのは全体の2~3割です。登録してからまだ売れていなかったり、1~2回だけしか売れていない効果音も結構あります。

まだ登録してから時間があまり経ってないものも多く、これからどうなるかな?という感じではありますが。

いわゆる20対80の法則(パレートの法則)に近い結果なのが面白いですね。

収益性は効果音の場合、40個以上売れて約1万円位でストック収入としては少し弱い印象です。

ある程度のストック収入を目指す場合は種類を揃えたり、BGMの販売や別サイトでのセット販売等も組み合わせたりなどの工夫が必要だと思います。

BGM、効果音の使用権が販売できるオーディオストック

僕が現在メインでBGMや効果音の使用権を販売しているオーディオストックへは2014年頃から本格的に登録を開始しました。

はじめの頃は月数百円の売上で正直ほとんど売れませんでしたが、現在は収入源の1つとなっており音素材のクオリティアップのための機材購入費などをまかなえています。

今までの作業時間と売れるまでにかかった時間を考えると、すべての方にオススメとは言いにくいのですが、毎月自分のペースでコツコツと続けていくのが得意な方にはとってもオススメです。

・ロイヤリティフリーBGM・効果音音楽素材「オーディオストック」

効果音制作の参考になった書籍・サイト

最後に効果音制作をしていく上で、勉強になった書籍・サイトをご紹介。

・「キムラ式」音の作り方-木村哲人(著)

キムラ式音の作り方
キムラ式音の作り方

とても参考になった書籍。音を作る上での発想や試行錯誤のプロセスなど、効果音を制作したい方には読んで欲しい本。絶版ですがAmazonマーケットプレイスとかで買えます。

効果音の作り方

効果音の作り方を学べる数少ないサイト。効果音制作の方法をサイトやメールマガジンで勉強できます。

昨年12月に書籍も出版されましたね。(もちろん即買いました)

サウンドエフェクトの作り方 [改訂版] (I/O BOOKS)
「映画」や「アニメ」「ゲーム」には、「効果音」が当たり前のように鳴っています。 こうした「効果音」が、実は、面白いアイデアで作られているのを知っているでしょうか。 たとえば、「炎の音」は「コンビニの袋」と「人の息」を使って作ることができ、 ...

2023年に発売された「効果音の作り方バイブル」は録音方法やデータ管理方法など実際の制作以外の部分についても記載されているので、制作環境や考え方など総合的に知りたい方におすすめです。

効果音の作り方バイブル ― 考え方からしっかりわかる
効果音の作り方バイブル ― 考え方からしっかりわかる

これから効果音を販売してみようかなと思っている方に少しでも参考になれば幸いです。では。


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