昨年のBlack Fridayから年末セールにかけて音源をいくつか買いました。今回はその中から音色が気に入っているEmbertoneのティンホイッスル音源『Shire Whistle』のレビューを書いてみたいと思います。
音色
公式サイトのデモからも十分に伝わってきますがとても良い音色です。音源は四つの音色パッチがありそれぞれモジュレーションでビブラートをかけた時にかかり方が違っています。僕はBraveheart_Vibのパッチが好みですね。
(Braveheart_Vibは映画「Braveheart」で使用されているティンホイッスルのビブラートのかかり方を再現したパッチのようです)
動画は公式の音源解説ムービーです。英語です。
使い方
奏法はレガート、スタッカート(同時発音可)、ポリフォニック(同時発音可能なサステイン)に切り替えられ、スタッカートモード以外ではベロシティ値で装飾音の有無をコントロールする形です。また装飾音の音程は半音or全音に切り替えられます。
切り替えは音源パネル上、またはキースイッチで行えます。(パネル上ではラウンドロビンの有無とリバーブの有無も変更可能です)
設定(Configure)パネルでは息成分の調節、装飾音の有無を決めるベロシティ値の設定、ノートオフ時のリリース音の有無を設定できます。
(言い表しにくいですがRelease Samplesではピーーーィッの”ィ”の部分の有無を調整できる感じです)
使用感
全体的にシンプルな操作性で使いやすいです。音が良いので鳴らしてるだけでも楽しいです。僕の環境だけなのかはわかりませんがDAW上では発音が遅れるので、僕は打ち込んだ後にCubase上のトラックディレイを調整して使ってます。
終わりに
低価格でありながら音色がとても良いのでおすすめです。だたし使用するには製品版のKONTAKT4.2.4以上が必要になるのでそこは注意が必要です。(無償版であるKONTAKT Playerは非対応のようです)
Shire Whistleの音色を使ってみた楽曲「windmill」も無料公開中ですのでよろしくお願いします。余裕があればこの楽曲で使用したブズーキの音源のレビューも書いてみたいところ・・・それではまた!